生物部 「メンバー」が語る

2011/4/11 西山

『春の臨海実習 in 佐渡島』

こんにちは、西山です。「メンバーが語る」ということで、今回は私が所属する新潟大学理学部附属臨海実験所(佐渡島)で行われた春の臨海実習を少しご紹介します。季節はずれの大雪(?)が降る3月7日〜3月11日、大学から学生さんがいらっしゃいました。 実習編この時期はまだ外が寒いことと、海が荒れやすいことから磯採集などはありません。生き物は技官さんが予め用意してくれます。また、夏の実習のような講義やスケッチのノルマはないので、ゆっくり勉強・実験する時間があります。そのため、できるだけ多くの実験を試みる学生さんもいれば、3日間ヒトデを観察し続ける学生さんもいるのでおもしろいです。

ウニの発生実験
まずは先生から分類学的・発生学的なお話を聞きます。
そして技官さんの指導のもと、早速手を動かします。 KClを注射することでバフンウニ(実験所前の磯で採集)から精子と卵子を取り出します。
 
それぞれを観察した後、受精させ、発生の様子を観察します。結果の全貌は西山のHP「観察日記」にUPしてありますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
   

海藻標本の作製
それぞれが好きな海藻で標本作りをします。分類ごとに貼ったり、絵や模様を描いたり、学生さんの個性が出ておもしろいです。もちろん作るだけでなく、種の同定も行いますが…これがなかなか難しいのです。
 

自由研究、発表
磯で獲れた生き物を用いて自分で好きな実験を行い、最後に発表をします。毎年人気の実験はヒトデの起き上がりやアメフラシの解剖。何時間もヒトデの起き上がる様を観察したり、手を紫色に染めながら解剖したり…大学本学ではできないような体験について発表する学生さんはどこか自信に満ちているように感じます。

生活編
実習期間、学生さんは実験所の宿泊棟でひとつ屋根の下生活をしています。ご飯は実験所のスタッフが用意しますが、配膳や片付けは当番制です。ここで当番関係なく協力し合う姿を見ると心があったかくなります。同じ学科の仲間の新しい一面を発見したり、別の学科・学部の人と友達になったり、交友関係が深くも広くもなります。友人と夜遅くまで話していて、朝起きるのが辛い…なんてのも良い思い出です(笑) そして最後の夜は焼肉!!夏はバーベキューですが、さすがに寒いので…

 
inserted by FC2 system